Quantcast
Channel: スポーツナビ+ タグ:塚田
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

スタートした育成枠ストーリー

$
0
0
 本日で生き残り合戦が終了した。 それに関しては後々別記事で書くことにするが、それにしても最後の3連戦は凄かった。 ソフトバンク相手に足を使いまくり、3試合で2勝1分け。 オープン戦順位も2位と終わり、一見すると良いように見える。 ただし攻撃に関しては昨年よりも厚みが増した印象はあるものの、やはりチャンスで一本が出ない展開は変わっていない。 現に日本代表との試合を含めた18試合での得点圏打率がチーム全体で1割9分1厘(※独自集計のため間違いの可能性もあることはご了承願いたい)。 松山とルイスは得点圏で良いものを見せてくれたが、それでもチーム全体が2割に届かないのは少し悲しいところである。 とりあえず、得点圏で一番打てなかった堂林に頑張ってもらうことを願い、「生き残り合戦」の感想は締めておく。 そんなことで1軍入りを懸けた「生き残り合戦」はほぼ終了した(これから2軍戦に出場する選手もいるだろうからまだ続くだろうが)わけだが、今回は1軍入りではなく、「支配下登録入り」を懸けて争う選手に関する情報が入ってきたので、お伝えしたい。 カープの公式サイトによると、この度四国アイランドリーグplusに4選手を各球団に1人ずつ派遣することを決定したみたいである。 その選手というのが池ノ内亮介、永川光浩、小松剛、塚田晃平の4人。いずれも投手である。 といっても四国アイランドリーグplusの公式サイトだとまだ永川と小松のみの派遣についてしか発表が無いために何とも言えないところなのだが、これでカープは2年連続で育成枠の選手を四国アイランドリーグplusに派遣することになったのだ。 一応ご存知ない方の為に説明しておくが、昨年から、NPB(プロ野球の機構と言えば良いのかなと)から、四国アイランドリーグplus、並びにBCL(ベースボール・チャレンジ・リーグ)へプロ野球チームに所属する育成枠の選手(条件は2年目以上)を派遣することが出来るという条項を締結した(ただし1球団での派遣可能人数は最大で4人)。 といっても、この制度を活用した球団は昨年だとカープのみであり、今年も今のところはカープ以外に選手を派遣をしたという情報を聞いていない。 というのも、やはり派遣をした選手が怪我などをした際の補償や、お金の分担をどこまでするかなど、以前このブログで取り上げた「レンタル移籍制度」と同じような課題があるわけで、それをしっかりとクリア出来ないと派遣をしにくいという考えを持っている球団が多くいるからなのである。 しかしカープはこの派遣制度を提案した球団なわけであり、更に育成は実戦を多く積んだ方が良いという考えがあったのだろう。そのために、昨年初のケースとして、カープからは山野恭介、永川光浩、中村亘佑が派遣された。 その結果、香川オリーブガイナーズに所属していた山野が先発の主戦級としてチームを優勝に導く活躍をし、結果リーグのMVPに輝いた。 そう考えると、育成枠だと2軍でも出場機会が限られるのだから、独立リーグでしっかりと出場機会を得るのもアリなのではないか・・・そう感じる次第である。 そして今回の第2弾の派遣が敢行されたということである。 しかも昨年の3人から増えて4人。最大限の人数を派遣することを決定した。 それもこれも、カープが現在抱えている育成枠の人数は12人。さすがに12人全員を2軍で満遍なく起用することはほぼ不可能であり、やはり独立リーグに最大限派遣することがベストであるのだ。 更に今回派遣された選手が全て投手であるということは、今のカープを結構物語っているような気がする。 というのが、投手は育成枠の選手を支配下登録をせずに独立リーグに派遣出来るほど余裕があり、野手に関しては余裕があまりないということである。 確かに、育成枠の野手である中村亘佑、中谷、中村真崇、三家の4人を見てみると・・・ ・中村亘佑:1軍が石原、倉、白濱がメインとなっている今、外野をメインにしている会沢が捕手でなかなか出ていないことを考えると、2軍の捕手が磯村、上村の2人のみ。中村が派遣されると結構痛い。現に昨年、四国アイランドリーグplusに派遣されていたものの、石原と倉の故障離脱で一時2軍に戻ってきた時もあった ・中谷:左打ちの内野手自体が少なく、更に東出が今シーズン絶望の状態。さすがに派遣されると厳しい展開になる。ルーキーが多く入ったものの、左打ちの内野手が2軍では庄司と松本がメインになることも考慮されるところ ・中村真崇:下水流が離脱した今、2軍の右打ち外野手は迎とニック、それにルーキー高橋という展開。中村もチャンスが無いという状況ではないと感じる ・三家:両打ち自体が貴重であることもあるが、おそらく、体作りがまだ必要なことも考えられそう ということで、派遣出来るような状態ではないであろう三家以外は派遣出来ない事情があるということである。 確かに池ノ内、永川、小松、塚田の4人が2軍で積極的に起用されるかと言えばそうでないわけであり、今回の派遣はかなり理解出来る。 特に過去に1軍の先発ローテも担っていたこともある小松などは今回の派遣をきっかけにしてかつての姿を取り戻してもらいたいというのもある。 そして池ノ内、永川、塚田に関しては、この派遣をきっかけにして育成枠で指名された所以であろう「秘めた才能」というものを遺憾なく発揮してもらいたいところである。昨年の山野のようになれば幸いなところ。 特に左の先発に中継ぎ、そして若手の中継ぎが不足しているところを考えると、永川には前者を、池ノ内と塚田の2人には後者を埋められるような展開を将来的に作ってくれればと思う。 2年連続で始まる「育成枠ストーリー」。 昨年の山野みたいな展開になれば一番良いわけだが、それもこれも他球団に派遣によるメリットを見せるため。 今回派遣される4人にはぜひとも頑張ってもらいたいところである。 カープと日本ハムを応援する「日東広鯉」...「ニットウコウリ」

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

Latest Images

Trending Articles





Latest Images